【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

中に入ると皆居た。


私は蓮に背中をトンッと押され皆の中心に出た。


「あ、あの…皆…「あーあ。」


私を遮ったのは慧人だった。


「結局戻って来たんだー?」

冷たい顔をして私の顔を覗き込む。


「俺らに散々言っといて。なぁ?皆」


はるの言葉に周りが頷く。


「や、やっぱり私っ………」


倉庫から出ようとしたら、


「あんな嘘に気付かなかったなんてさ!

僕達も騙されたもんだよ〜」


え……?