【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

「おい、いい加減に…「ほら、ここ。」


翼が指差した方向は、俺の部屋。


じゃなくて…隣の部屋だった。


「はぁ?ここ、物置部屋だったろ?!」


「ちっげーし!ここ部屋だったし!」


どーなってんだ?


「おいおい、蓮しっかりしてくれよな〜」


修にだけは言われたくねぇ。


俺は黙って修を睨み付けた。


睨まれた修は言うまでもない。


「早く入ろうよ〜」


慧人が待ち遠しそうにする。


「お前ら…手出すなよ」


俺は葉佑達に言い聞かせると扉を開けた。