【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

「つーか、なんでそいつがここに居んだよ?

黙ってるつもりだったのか?」


「まぁ、困ってたからな。

それにお前に言ったところで、危ねえ目にあうだけだからな斗真が。」


翼は俺をちらっと見た。


「はぁ?」


「だから、お前斗真見たらすぐ殴るだろうが。

斗真の話くらい聞いてやれ。

それができねぇなら会わせるつもりはない。

ちっとは分かれクソガキ。」


「………ちっ。

分かったからさっさと会わせろ。

胸糞悪りぃ。」


俺はイライラを翼の部屋の物にぶつけた。


「蓮!落ち着きなって!」


葉佑が俺を止める。