【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

「ねぇ、蓮っ!…蓮ってば…腕痛いよ…」


蓮は私の話を聞いてもくれずどんどん前に進む。


多分この方向は空き教室に向かっているんだろう。


痛いよ蓮…。


そして空き教室の扉を開けて入って行った。


「「「「美怜?!」」」」


教室にいた莉央達が私を見て驚く。


蓮はそれすらもシカトして空き教室の奥の部屋へ進んだ。


そこには大きなソファが何故かあった。


私は蓮にそのソファに倒される。


「れ…んっ」


蓮は何も言わず始めから深くキスしてきた。