【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

「嘘……パパが?じ、じゃあママは…」


確かパパとママは高校からの付き合いだって聞いたことがある。


「怜奈は狼王の姫だったよ」


そう……だったんだ…。


私はこの時少しだけ暖かい気持ちになった。


「でもなんで隠してたんだ?」


大和くんが私と同じ疑問に思ってたことを聞く。


「それは……遠矢と怜奈…そして2人の子どものためだよ。」


ひろくんが私を見つめた。