【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

「何、緊張してんのかよ。」


「し、してないよ‼︎」


「……惚れんなよ。」


「えっ?何……?」


蓮がボソッと言うから、聞こえなくてもう一度聞こうとした時。


ーーーードタドタドタドタッ


?!……何何何?!


物凄く大きい足音がこちらに向かってきた。



「来たか。」


「え?来たって誰が……「悪りぃ!蓮司‼︎

ちょっとのつもりが派手にやってたら遅れちまったわ!」


「ごめん、蓮司。待たせて悪いね。」