気になり、お弁当を無視して崎田を見つめてみる。
そのうち、崎田の異変(?)気がついた。
「…どうした?崎田、具合でも悪いんか?」
気のせいか、崎田の頬がほんのり赤いのだ。
「…えっ、な、何でも…ないよ^^」
―何だろう。さっきまでニコニコ笑ってた崎田じゃない。なんかこう、笑ってるんだけどぎこちないっていうか、緊張してる感じ……?
とりあえず、具合が悪いんじゃ無さそう。
「それとも、何か悩みでも?」
なんとなく聞いてみる。
「まぁ、そうかな…」
おぅ、ビンゴかいな。
「…わたしでよかったら、何でも相談のるよ?」
「……ホント?」
そう言って、大きい潤んだ瞳をこちらに向ける崎田。
…な、何ですか!この子犬な瞳は!!超可愛いいいい!!
「もちろん!役に立たないかもだけど^^;」
「くすっ。和架ちゃんは優しいね」
崎田はそう微笑むと、悩みを打ち明け始めた。