「…でーきたっ♪」
「え、ちょ、待ってよ。わたしの今の髪どーなってんの?(汗)」
「あははは♪慌てない慌てないW」
そう言うと、崎田はわたしに手鏡を渡した。
「…すごっ。え?な、なにこれ、超可愛い…」
いつの間にかポニーテールは低い位置のサイドテールになっている。しかも、頭の上を三つ編みが横切り、まるでカチューシャのようだ。
「でしょ?今の和架ちゃん、女の子らしくてすごく可愛いよ」
―ドキッ
「き、気安く可愛いって言うなって言っただろ!!////」
おもいのほか近くにあった崎田から目をそらす。
「あはは♪和架ちゃん真っ赤っかー♪」
「うるさい!///」
…なんだろ、なんか、今の「可愛い」は、いつものとは違う気がした。
あぁ、もう、心臓がドキドキうるさいな。


