それから私たちは午後の授業を終え、図書室で勉強をすることにした。
「うわっ、誰もいないね」
図書室には私たち以外誰もいなかった。
「そうだな…ま、こっちの方が好都合だけど」
「ん?、何か言った?」
「別に」
適当に席に座ると、私は早速聞いてみた。
「ねぇ、瑛太」
「んぁ?」
「結局、あの女の子って誰なの?」
「あぁ、アレ、俺の妹」
へぇ……って
「はあぁあ!?」
驚きを隠せず、思わず叫んでしまった。
いや、待て待て待て待て!
じゃあ、私は瑛太の妹に嫉妬してあんなことしちゃったってこと!?
(※あんなこと=ビンタ)
「ホントにごめん、瑛太…」
「いや、別にいいよWアイツ、ブラコンだからさー。」
うぅ……。
「…それよりさ」
「…何?」
「和架は何で崎田と抱き合ってたの?」
…(゚ω゚;)
瑛太のオーラが黒い。
「な、何でもない……っ!」
図書室に、微かに響くリップ音。
……え?
「正直に言わないと、もっとキスするよ?」
「〜〜〜〜っ!!////」
それから、私が正直に言ってしまい、崎田が次の日ケガをして登校してきたのは、また別のお話…←
☆End☆