…うん、よし。お弁当と箸は下に置いてたから無事だな。 って、ええええええ!!? いやいやいやいや!! 何冷静に弁当箱の心配してんの、わ た し!!← な、何でわたし、崎田にだ、だだ抱かれてるの…? 好きじゃないのに、好きじゃないのに!! …何でこんなに、ドキドキしてるの……? そう意識した瞬間、わたしの顔は一気に紅潮した。 「さ、崎田ぁ…?」 「和架ちゃん… …君が、好きなんだ」 ―――え?