そんな、見ず知らずの人に迷惑なんて
かけられない!!


「いや、でも...」


それなのに、この人帰る気配がない。

大丈夫っていってるのに。


「ほんとに大丈夫です!」


「じゃあ、俺が勝手に手伝うのはいいよね」


「え?あ、はい。」


なにそれ。
意味わかんない。


「はい、これ。」


それから二人で協力して資料を作りげていった。


「俺さ、君のこと知ってたんだよね」


「え?なんで?
わたし、あなたのこと知りませんよ?」


なんで、私のこと知ってるの?


「ずっと前から気になってた
いつも、男の子といるから
話しかけづらかったんだけどさ」


あー、蓮のことか。
この人も勘違いしてたんだね


「今日は一緒に帰らないの?」


「今日からは一緒に帰りませんよ」


手を休めることなく話した。


「だよね!
あの男の子彼女いるからね!」


え?なにそれ?
聞いてない。蓮に彼女?