「付き合うとか考えたことないの?」


「あ〜、そんなのないない 笑」


蓮と付き合うとか考えたこともないよ。
近すぎてそんな気持ちにならないし

すると、授業開始のチャイムが鳴った。


「じゃあまたあとで!」


そう言って真美は自分席に戻っていった。

やっぱ、そう見えるのかな....
でも、蓮も恋人とかいないしさ〜
もちろん私もいないし。

蓮に彼女ができてからでいいよね!
幼なじみ離れするのはさ!


「未沙!呼ばれてるよ!」


後ろの席の真美が小さい声で言ってきた。


「え?」


「神城!ちゃんと話聞いてるか?
お前確か広報委員だよな?」


「あー、はい。多分そうです。」


私、広報委員だったっけ?
活動なさすぎて忘れてたや!


「休み時間配らないといけない資料あるから
他のクラスの人にも声かけて取りに来いな」


「はぁーい。」


蓮も広報委員だったから、後で一緒に行こ


「それじゃあ、今日はここまで!
各自で終わっていいぞ」


すると、先生は教室を出ていった。
それと同時に真美が私の席にきた。