甘ったるいくらいで

・・・1時間後。





あたしはなぜか、セイくんの部屋にいた。

1DKのきれいなマンション。

部屋は白黒できれいに統一されていて、きれいに片付いてる。





「ミナちゃん、チューハイで良い?あ、梅酒もあるけど。」

「チューハイで・・・。」

「りょーかい。」



・・・なんでこんなことになったのか。


あたしは自分の行動をくやんでいた。


・・・あの時、鞄がヒットしたせいで、セイくんのコンタクトが落ちてしまったらしい。

2WEEKのだから、ってことで、探したりはしなかったけれど、「俺、めっちゃ目悪くて、何にも見えないから、ウチまで送って。」といわれ、あたしはしぶしぶ彼を送ってきたのだ。


素直に彼を送ることにしたのは、あのヒットが自分でも思った以上に威力が大きかったので、少し申し訳ない気持ちがあったから、だと思う。