甘ったるいくらいで

お店に入ると、相手側は、すでに到着して、席についていた。


「ヒトミ!こっち~!!」

一番軽そうな人が、こっちを見て手を振る。

お兄系、ってやつ?



あたしたちは、順に席についた。


あたしは一番通路側に座る。



「俺、フミト。こっちがダイスケ、んで、セイ。」

ダイスケくんが、どうもダイスケです、よろしく~と挨拶をする。


さわやかな感じの人。趣味はサッカー、らしい。

これは、ヒトミの好みにばっちり。


「あ、セイです。よろしく。」

「・・・って、セイそれだけかよ!」

フミトくんのツッコミが飛ぶ。


セイくんは、柔らかく笑って、答えた。