秘密のお姫様【完】





『な、なんて良いコなんだ瑠奈は……‼帰ったらギュッてして良い⁇』




「全力で遠慮します。そんな事したら隼人に全力で回し蹴りするから」




『えー……酷いよ瑠奈〜‼』




「そんな事より。隼人と璃菜の1年の1学期の中間の点数教えて⁇」




『確か9教科中俺が795点であいつが797点だったはず。2点差で悔しかったのを覚えてるからな』




「うん、それだけだから」




『えー、もう切っちゃうの⁇俺淋しいよ』




「璃菜が居るんだからいいじゃん」




『あいつじゃなくて可愛い瑠奈が良いんだよ〜‼俺泣いちゃうよー⁇』




「……勝手に泣いてて下さい」




『酷いよ瑠奈ー‼切らない"ブチッ"』




「………やっと終わった」




………ホント疲れる。





「……今日は長かったね」




「なかなか本題に入れなかった」




「さすが隼人さん」




「褒めないで、莉麻」