あたしがケータイをしまおうとすると、逸輝から返信が。





あいつ授業受けてないわけ⁉







文句を言おうとメールをみると、「何、今日の放課後教室までお迎えに来て欲しいの⁇行ってやろうか?」と返ってきた。






………………!!!!!





「心から遠慮させていただきます。そして箱根までバイトが忙しいので、しばらくは連絡しないでください」と速攻で返す。






もう逸輝になんて付き合ってらんない。






あたしはすぐさまケータイを鞄にしまっておいた。





ーーー放課後。





「じゃ、気をつけて帰れよ〜」




そんな事を先生が言って教室を出て行く。





それを確認してあたしは帰る支度を終わらせておいた鞄を掴んで莉麻達に挨拶もそこそこに教室を飛びだす。





最早習慣化しつつある校門まで全速力でのダッシュをして迎えの車に飛び乗る。