………夏希さんに問い詰められてからもう2週間は経とうとしていた。





あたしはあれから逸輝の呼び出しのメールをすべて無視していた。





「瑠奈、お昼食べよ〜‼」




「お昼っ♪お昼っ♪」




「あ、うん♪食べよっ‼」




美那とスキップしそうな勢いであたしのとこに来る莉麻に返事をして席を立つ。





3人で中庭へと向かいながらたわいない話をする。





莉麻も美那も、2人ともあたしと逸輝に何があったのか聞いてこない。





多分知ってるのかもしれないけど、何も聞いてこない。





あたしはその2人の優しさに甘えて話してないの。





ホントは話さなきゃいけないのは分かってる。