そこには、浩太がいた

美「浩太か…」

浩「浩太かとはなんだ、せっかく音楽の教科書持ってきてやったのに…」

美「え?あ、ありがと… 」

浩「おう、あ、早く来いよ!また息切れしながら来んなよー 」

そういいながら走る、後ろ姿を見送る。

美「一言多いんだっつうの…」

沙「浩太くん、優しいね」

紗奈は、そういいながら微笑む

美「んー。あ、紗奈!それより遅れるよっ」

沙「あ、忘れてた!行こう!」

あたしと紗奈は廊下を走り出した