高菜 美紀(たかな みき)

高校二年生

今日もあいつに飛びかかるタイミングを狙っている

美「いまだあ!」

?「ぐえっ」

美「やりい」

?「おい、お前…いい加減飛びかかるのやめろよ」

美「だって浩太の反応面白いんだもん♪」

坂田 浩太(さかた こうた)

あたしと同じ高校二年生

そしてあたしの片思いの相手でもある

浩「いい加減骨折れるわ!毎朝毎朝…」

美「失礼な!そんなに重くないわ!」

浩「ははは」

無邪気に笑うその姿に、不外にもキュンとしてしまう

浩「美紀?嘘だって!お前軽いから!」

そういいながら浩太は私を抱き抱える

美「なっ…」

私の顔は、一瞬にして真っ赤に染まった

浩「美紀!?顔赤っ!熱あんの!?」

そういいながら自分のおでこをあたしのおでこにくっつけてくる

美「っ…」

とっさに浩太を払いのける

美「ちょっと!やめてよ!大丈夫だからっ!」

浩「ったく、人がせっかく心配してやってるのに…素直じゃねーなー」

美「う、うるさいっ」