気が付けばもう櫻木さん達が来る1時間前になっていた。もう料理の方は盛り付けすれば完成ってとこまでして、とりあえず干してた布団を取り込む。



太陽の日差しで干した布団の匂いは、私の好きな匂いランキングのトップ3にはいるくらい好きだ。心までポカポカになるあの感じがたまらない。




そうこうしているうちにあっという間に時間になって、テーブルのセットをしておく。セットし終わった瞬間チャイムが鳴った。



少し身なりを整えて、はーいと返事をして玄関のドアを開ける。






『久しぶりだな、美樹』


「櫻木さん!お久しぶりです。お元気でしたか?」


『ピンピンしとるよ。美樹もまた美人になったな』


「気のせいですよ。あれ、お弟子さんは?」


『あぁ、ちょっと大きな荷物運ばしてるからな。ここの場所は教えてあるからすぐ来るよ』


「そうですか。じゃあ先に中に入ってましょうか」