「当たり前じゃない。二次元で面倒なことなんで全くないわよ」




そう答えたあたしに、さらに戸惑いの色を見せる龍也。




「まさか、美緒が現実でちゃんと活動してるとは・・・・・」




「いやいや、あなたね、二次元にどっぷりハマってるって言ってもあたし自身は三次元の者ですから。二次元に行きたくても行けないの」




ほんと、二次元に行けるんだったらもう幸せすぎて死ぬ。




もし将来二次元に行ける装置でも発明されれば・・・・・。




そんな妄想を頭の中で繰り広げていると、




「ちょっと待ってろ」




と言って龍也はどこかへ走っていった。




それでもあたしの頭は妄想することを止めず。




まず最初に海人先生に会う。




絶対に会う。




そして禁断の恋愛をするの。