「てか俺、化粧濃い女無理なんだけど」
冷たく浴びせられるその言葉に、みるみるうちに目に涙が溜まっていく佐藤さん。
朝叩かれたのには腹が立ったけど、これはかわいそうだと哀れんだ。
「マジ無理だから。もう話しかけんな」
その言葉を合図に、ダッと教室から飛び出す。
そのあとをいつも佐藤さんと一緒にいる取り巻き達が追いかけていく。
・・・・・このシチュエーションは、ゲームで覚えがある。
いや、ゲームだけじゃない。
漫画やアニメなんかでも目にしたことがある。
浜崎斗真は。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…