『~できるなら抱き締めたい~』 『~愛していると伝えたい~』 サビに入るところで、頬を伝う涙に気が付いた。 『~叶わない恋だけど』 『君が好きだよ』 『溢れる思いを』 『今降る雪に込めて』 『君に届けるよ』 「弥生、紙…あるかな」 「あるよ。はい」 そして私は、紙に和也に送る最後のメッセージを書いたんだ。