「あ、」 一言だけ発したアイツ。 きっと後ろにいる葵を気にしているんだろう。 「ごめん、いきなり。コイツは・・・」 「葵でーす!よろしくね♪」 「はぁ」 よくわからないという顔で俺を見てる。 苦笑いしかできない俺は つくづく役に立たねぇ奴だ。 こんな、地位も金も人脈もねぇ俺。 やっぱ、死んだ方がマシだわ。俺なんか。