さっきからずっと苦しそうに壁に背中を預けているそいつに目をむけた。
マジで苦しそうなんだけど。
こんな時に何もできない俺って心底かっこわりいよな。
――ずず…
さっきまで壁にもたれていたやつが崩れるように座った。まだ苦しそうだ。
「……はぁ、はぁ。………り、じ…ちょ、う……し……っ…」
暁南美雨はそれだけ言って、目を閉じた。
理事長室?
……に、連れていけってことか??
「おい、理事長室行くぞ!こいつは、俺が運んでく」
俺は、皆で急いで理事長室に向かった。
「理事長!!」
「誰が入っていいって言った?ノックぐらいしろや!!あぁ゛??……って、何だよ。おもしろくねぇ。龍夢揃って何」
怖ぇ。理事長。怖ぇ。
じゃなくて、
「転校生がヤバいっす」
その言葉を、そして美雨を見た理事長の顔がだんだん青ざめていった。
