――ガチャ…
彼は、重たそうな鉄のドアをあけた。……多分。
「ついたよー!屋上」
やっぱ、
屋上だったんだ。
「……はっ、はっ……ごほっ!」
く、苦しい……。
「ごめん、走りすぎた。大じょ「走った?凪、こいつ走らせたのか!!?」えっ?まあ、うん。全速力で??」
二人で話している声が聞こえる。
何で話に割り込んできた人はそんなに焦って話しているの??
私のことを知ってるみたいに。
――うッ!…苦しい。心臓が潰れちゃいそう。
立って入れなくなって、その場に崩れるように座った。
「!大丈夫??」
さっき、走らせたやつの声だ。
視界がだんだんぼやけてきた。
ヤバい。
「……はぁ、はぁ。………り、じ…ちょ、う……し……っ…」
私はそれだけ言って
意識を手放した。
はずなのに、さっきの苦しさが止まらなかった。
