「薫、私の席どこ?」
「窓側の前から4番目の空いてる席な」
お、結構いい席だ!
はーい。と言って
席に座る。
「遅くなったけど授業初めるぞー
35ページ開け」
薫、凄い命令口調だな。
ちなみに薫は理科の先生です。
あー、つまんないなー。
教科書ないし?
薫の授業やりたくないし?
んーー。寝るか!!
「…あ……な!、暁南!!」
「……ん?」
私を誰かが起こした。
もうちょっと寝たかったのに。
時計に目をうつすと
12時15分……お昼??
「お、やっと起きた。
今から屋上いくから」
「……え。屋上??
その前にあなた誰?」
「僕の名前は後でね。カウント3で、ゴーだからねーー?」
と言って、私を立たせるかわいい系の男。
カウント3でゴーって何?
「さーん」
「え?え?ちょ…」
男が私の腕をつかむ。
