「まあ、すぐに友達できるだろ。美雨だし」
「何ですか?“美雨だし”って?」
っとまあ。
そのあと、迎えが来るまで黒瀬先生といろんな話しをした。
ふと窓から下を見ると黒いリムジンが止めてあった。その上には暁南財閥と書いてある。
いつの間に来てたんだろ。電話してくれればいいのに……。って、病室だし、ダメか。
「黒瀬先生、迎えきてた
みたいだから、行くね。定期的に病院来るから」
「おぅ!あ、それと、毎日忘れず薬飲めよ?絶対走るなよ!もし、体調悪くなったら、電話しろよ?何か質問は?」
「もし走っちゃったら??」
「走るな!!」
これは、走ったらおわりだな。あー怖い。←棒読み
「……はい。絶対に走りません。、じゃ、また?」
私はそれだけ言って病室を出た。
