騒がしいやつ…



葵がリビングから出ていった後、廊下で叫び声が聞こえた。




「どーせあのカッコの事だろーけど」




呟きながらコーヒーを飲んだ。



ソファーに寄りかかって天上を見上げた。




昨日の出来事が頭に浮かんだ。










~回想~

リビングの騒がしさに目が覚めた。



「うるせぇ…」



目覚めの悪い朝。少しイライラした。




時計を見るとすでに16時をさしていた。



「もう朝じゃねーし…」



日付は4月1日。もう4月にも関わらず、少し暑い。



明後日は高校の入学式。中学から上がれる学校だから、別に特別な気持ちはない。




『ぐうぅぅぅ』



「腹減った…」



ベッドから降りて、リビングに向かった。