「あっ…!きゃっ…」



私は両腕で胸周りを隠す。



パジャマは、薄手だから中にはよくキャミソールとか着てたけど



昨日は暑かったから脱いでいたのをすっかり忘れていた。



チラッと見てきた恭介。



一気に顔が熱くなるのがわかった。



「ごっごめん!」


いてもたってもいられず、リビングを飛び出した。



「おわっ?!あっぶねぇ!」



曲がり角でぶつかりそうになった。


相手は綾ちゃんだった。


「あっ…ごめんっ…」




「俺は大丈夫だけど…って、お前顔赤…?!?!」



綾ちゃんは途中で言葉を止めた。



「お前っ…そのカッコ…」



「へ?あっ…きゃー!!」


私は綾ちゃんから逃げるように自分の部屋へと走っていった。