中学を卒業した私は、どうしても日本に行きたいという気持ちを抑えきれず、両親にお願いして、日本で暮らすことになった。
もちろん、両親にはすごく反対された。
いくら日本の方が安全だからといって、一人で行かせるのは心配だと。
そこでお母さんが提案したのが、今は日本にいるんだけど、昔一緒にアメリカに住んでいて
とても仲の良かった桐島一家の家に居候させてもらう、ということだった。
お母さんが桐島さんに説明したところ、大歓迎だと喜んで受け入れてくれた。
そして私は今、日本の空港へとやって来た!
「お嬢様っ!お車をお出しするのでお乗りください」
「あ、ごめんごめん!今乗るっ」
私は足早にリムジンの中に乗り込んだ。