お嬢様と5人の男子の恋物語

心配症のお父さんには、こんな話受け入れてくれない。



でもお母さんが黙ってた理由、多分私がどうしても行きたいという気持ちを



わかってくれたからでもあると思う。




「まぁ、家事ができるならいいんじゃないっ?♪」



綾ちゃんが嬉しそうな笑顔を向ける。


「てか、ここにいたくないってなると、葵帰ることになっちゃうから、意味ないじゃん」



翔兄が真顔で言う。





そうだ。




こんな事で諦めたら、日本で住めなくなるし、お母さんにも悪い。


私は今まで下げてた顔をあげて




「私、ここに住む」




と言った。