私…斎藤彩。15歳
人に愛を売って今ここに生きている。
いわゆる援助交際だ。


彩は、援助交際の小さなサークルを6人でつくり、私達は夜の都会の町で静かに活動していた。
もちろん親は知るはずもなぃ。
学校の友達も知ってる人は誰一人いなかった。

そのサークルに集まる女は、
"ただお金が欲しいから"と言う理由で集まる者が多かった。
けど中には、
"誰かに必要とされたぃ、生きている意味がわからなぃ"
自分を見失っている、人間の感情を忘れた者もいた。

そぅ。今日も愛を売りに私達は町にでる。


『ぢゃ、5時ここで待ち合わせね♪』
そぅ言ったのは、サークル1稼ぐぎゃる。奈美だった。

『はーぃ!ぢゃ、またね』
みんな、客を捕まえる為に個人で活動した。

『お兄さん♡これからどこいくの⁇一緒に遊んでよぉ♡』
お兄さんどころか、普通のおっさん。
みんな、客をつけるために必死だった。
心を鬼にして必死でがんばった。

1人は、お金の為。
また1人は、暇つぶしの為。
ある1人は、自分にもっと埋もれる為。

売春する理由は人それぞれだった。

私は自分にもっと埋もれる為だった。
キスをすること、sexすること全てに意味なんてなかった。

ただ、寂しさを間際らすためだった。
その為に私は愛をたくさん売った。
あるときは、5万で、あるときは3万で…

生きることの重さを感じながら、いつしか、涙がでなくなってった寂しい15歳の夏だった。