「この大バカ野郎…」 さっきまではただのバカ野郎だったのに、大バカ野郎に変わった 一歩昇格したんだね、私 「もういい…ところで、ほんとにお前盗み聞きしてたのか?」 そうだ、すっかり忘れていたけど盗み聞きしていたところを見られていたんだった どうやって誤魔化そうかなぁ 必死に言い訳を考えていると、目の前には霧島先輩の顔が 少し動けば、キスしてしまいそうなほど近距離にあった