俺様王子の恋愛事情*



「もっかいその口塞ぐぞ」


そう言って、不敵な笑顔で私に迫り、逃げられないように壁に追いやる


「誰かに見られちゃいますよ」


「ここは滅多に人なんか来ない。来るのは水泳部くらいだけど部活終わってるし」


つまり私は逃げられない状況という訳ね


思考回路が回っていない私の脳もようやく理解しだした


その事の重大さにも…


「ほぇぇえぇ?!???!」


「……おせぇよ…」