俺は修利にさっきの話の内容を話した。
修利は真っ直ぐ前を向きながら煙草を吸いながら話を最後まで黙って聞いていた。


俺は一気に喋った。
少しhighな気分になっていたのかもしれない。

そして、話終わり修利の横顔を見た。

修利は前を見据えていた。
それはまるで獲物を見つけた獣の顔だった。

(コイツやる気だ。)

俺は修利のやる気の顔をよく知っていた。
マジな時のヤツは誰にも止められない。


不意に修利が俺に顔を向けた。
そして、真剣な目付きで俺に訪ねた。

『なぁ。お菓子は幾らまでとは言われてないよな?』


忘れていた。
ヤツは何時だってそう言うヤツだった。

俺は上を向いて大笑いした。

そして、決心した。
良いぜ。このゲーム参加してやろうじゃん!

碧さん。
退屈をぶっ飛ばしてくるわ。
そして、何時か碧さんを俺の腕の中に抱いてみせるよ。