私の唇には、何かがあたっていた。






なっ、なに?なにが起こっているの?






私はギュッとつぶっていた目をゆっくりと


開けた。






拓斗王子の顔がすぐ目の前にあった。






私は、やっと拓斗王子にキスされている事に


きづいた。






「ん~っ!」






彼に必死で抵抗した。






すると、彼はゆっくりと唇を放した。






「ずっと会いたかった。夢香。」






「あっ、あの~。」






「ん?」






「拓斗王子は私の知り合いですか?」






私はまったく今の状況が理解できなかった









「はぁ?何いってんの?」






「えっ?」






私は次の彼の言葉でもっと訳が分からなく


なった。