「夢香と俺は幼馴染でもあって、昔から付


き合っていた。だが、夢香の親が転勤にな


って引っ越したんだ。引っ越し後も1週間


に1回は夢香から手紙が必ず来ていた。で


もある日、夢香の乗っていた車が事故にあ


ったんだ。それで、夢香は記憶喪失になっ


た。しかも忘れてしまったのは俺1人だけ


。それからは当然夢香からの手紙は一切来


なくなった。俺は夢香のいない毎日が地獄


だった。3年ほどたったある日夢香の家の


執事が俺の家に来てこう言っていた。「夢


香お嬢様は最近毎日のように、あなたが夢


に出てきて、叫んでいます。」って。その


話を聞いて夢香が俺の事を思い出すかも。


って思ってた。でも、何年たっても連絡が


来なかった。だから夢香は俺のことを覚え


ていなくて俺は夢香のことを覚えていた。









いきなりのカミングアウトに私は頭に激痛


がなり、倒れた。






「夢香!!」






「きゃーっ」






「高橋っ」