保健室のベッドに寝かし、俺は、ベッドの横に椅子を置き水川の顔を見つめていた…









暫くすると、藤沢が保健室にきた。






俺は、冷たい声で

『なんのようだ。』







「ごめ…んなさい…。」

藤沢は泣きそうな顔で謝ってきた。






『何がだ』

それでも冷たくする。






「私、先輩に酷いことした……」






『お前!何した?!?!』


俺は、思わず怒鳴ってしまった。




それにビックリしたのか、泣きながら藤沢は
「ごめんなさい…ヒクッ……私、意地悪…し…た……先生と…キスした…とか、ウザイ…ヒクッ…とかたくさん言った……だから‥先輩…倒れちゃったのかも……ヒクッ…ヒクッ………」







俺は頭がおかしくなりそうだ……





水川……一人で辛かったな…






『俺は、水川が好きだ。真剣に好きなんだ。だからこそ、気持ちを伝えることができない……そうゆう気持ち、お前にわかるか?』







藤沢は声を出して泣いていた。





『もう、二度とこうゆうことするな。』






「はい……ごめ…んな…さい……」





藤沢は泣きながら保健室を出ていった。






泣きたいのは俺だ……