車に乗り、芽依の顔を覗いた。

『どうした?』




「突然お泊まりって聞いて‥」




戸惑っている芽依の手を握った。

『今晩はずっと一緒。』







走ること30分。

俺の家に着いた。


俺は、玄関の鍵を出し鍵穴に差し込もうとした時、

「あっ!先生!」



突然、芽依が大きな声で言ってきた。




『なに?どうした??』





すると、ポケットから何かを取り出そうとしていた。


突然、なんだ‥‥?





ポケットから出された合鍵を俺に嬉しそうに見せて

「先生!開けてもいい‥?」

首を傾げて聞いてくる芽依がたまらなく可愛かった。



『あけて♪』



そういうと、嬉しそうに鍵をあけた。


──カチャン…


「先生!開いた!開いたよ!!」


芽依は俺があげた合鍵で開いたことが嬉しかったみたいで、はしゃいでいる。




『当たり前だろ…(笑)ここの鍵なんだから(笑)』



そんな一つ一つの芽依の行動で俺は、いつも安心できるんだ。