リビングに向かうと、お父さんたちはもう起きていて、俺に優しく微笑み

「「おはよう」」

と言ってくれた。





すると、すぐに芽依が起きてきた。


『おはよ。』



「先生♪おはよ♪♪」



俺に可愛い笑顔を向けた。




「芽〜依〜、春樹にだけ挨拶か?お父さん、淋しいぞ‥」



「はは♪おはよう!お父さん」




そんな芽依たちを見て、俺の心は穏やかな気持ちになった。







そんな俺にお母さんが声をかけてきた。


「春樹くん、晩ご飯はいつもどうしているの?」




『外食が殆どですが‥』





「じゃぁ、帰りは家に寄って行きなさい。ご飯用意しておくから♪」



え………?




『いいんですか?』





「もちろんよ♪それに、ここならイチャイチャできるでしょ(笑)」




「春樹!週末は泊まってもいいんだぞ!酒の相手しろ」




『はい!ありがとうございます!』





こんなに温かい家庭はなかなかいない‥



俺は、泣きそうになった。




こんなに、温かく迎えてくれて、こんなにも俺たちを祝福してもらえるなんて‥幸せ者だ。