夜になり、芽依から電話がきた。 電話越しの芽依は今にも泣きそうな声だ‥ 俺は、今日の中野とのことを話した。 そして‥‥‥ 『俺は、もしもの時は学校をやめる覚悟はできている。その覚悟で、芽依を選んだ。お前を守るから。』 「やだ……」 『お前は心配するな。』 俺は、それだけ言い電話をきった。 芽依。守るから……