──ピンポーン──



俺は、芽依の家のインターホンを鳴らした。




ドタドタ…………



芽依か……?(笑)


凄い勢いで玄関のドアが開いた。




やっぱり(笑)




可愛い………

俺は、芽依の頭を撫でた。




しばらく俺を見ていた芽依が口を開いた。



「あれ?そのネクタイ…」




『勝負ネクタイ♪』

このネクタイは芽依からのお守りみたいで俺を頑張らせてくれる大切なネクタイ。
初めてつけるそのネクタイは今日、つけるべきネクタイだと思った。