知「恵里、もうひななんてほっとこ。」


恵「だね。」


陽「ちょいちょいちょい!!」


恵「アハハ!!」


玲「・・・。」


どうしたんだろう。


私たちの問題はもう解決してる。

でも、今私には気になることがある。

里砂と一緒にいた玲奈が、最近独りでいること。

給食の時間も休み時間も。


恵「ねえ、ひな知佳。」


知「・・・、玲奈でしょ?」


恵「うん。」


陽「喧嘩したんじゃないの?」


恵「なんか聞いてる?」


知「まさか!里砂は何も言ってないよ。」


恵「そっか。」


この間の授業でも話しかけても何も反応しなくて、無視されたのかと思っていたけど。

今思えばあの時も玲奈は独りだった。

どうして早く気づいてあげなかったんだろう。

部活の時は、よく話してくれるからその時にでも話聞こうかな。


先「・・・」


・・・先生は、もう気づいてるんだね。

気にしてるみたいだし。

よし!忘れないようにしないと。