先「あ・・・もういいのか?」


恵「はい。ありがとうございました。」


先「ああ、いいよ。部活頑張れ。」


恵「はい!」


すう・・・はあ・・・・。
大丈夫。大丈夫。
私なら、上手くやれる。笑顔なら作れる。皆には心配させない。
これまでも、そうしてやってきたんだ。

私は、音楽室へと続く、重い扉を開けた・・・。