母「・・・話してくれる?」


恵「うん・・・っ、」


母「・・・うん。・・・うん。」


母は、相槌を言いながら私の全くまとまってない話をずっと黙って聞いていてくれた。
そんな母に。私は詳しいことを言えなかった。


母「誰にされてるの?」


恵「・・・」


私は首を振るしかできない。


恵「もう、大丈夫・・・。」


母「わかった。でもね、いつでもまた話してくれていいからね。」


恵「うん。」


母「先生には言ったの?」


恵「言ってない・・・。」


母「じゃあ、先生にも相談してみたら?」


恵「できないよ・・・」