「ねえ、しるふ」
ケーキを満足するほど平らげ、ゆっくりとカクテルを飲んでいると莉彩の声が隣からかかる
瞳を向けると深刻そうな顔をした飯田がいた
「…黒崎先生、絡まれてるよ」
あっち、と指の先をたどると、おお、見事に新入社員の女の子に話しかけられている海斗がいた
「ホントだー」
大して気にしていないようにひょうひょうとした声に莉彩が怪訝そうな顔をする
「気にしないの」
「別にー」
あんなの珍しいことじゃないしさー
「腹、座ったね」
「ま、ね。いちいち気にしてたら身がもたないし」
それに…、それに、海斗の心は動かない
あの瞳を見ればそれが分かるから
だからもう少しのことで迷ったりしない
といってもやっぱり気になるのが女心で恋心
そっと海斗の向かいにいる新入社員に目をやる
ふわりとしたショートカットの似合う、背の低い女の子らしい女の子
少し恥ずかしそうに時々俯くさまは、何とかわいらしいことか
しかも海斗も何気に真面目に対応してるじゃないか
これは、精神衛生上よろしくないなー、とぐっとカクテルを飲み干した
ケーキを満足するほど平らげ、ゆっくりとカクテルを飲んでいると莉彩の声が隣からかかる
瞳を向けると深刻そうな顔をした飯田がいた
「…黒崎先生、絡まれてるよ」
あっち、と指の先をたどると、おお、見事に新入社員の女の子に話しかけられている海斗がいた
「ホントだー」
大して気にしていないようにひょうひょうとした声に莉彩が怪訝そうな顔をする
「気にしないの」
「別にー」
あんなの珍しいことじゃないしさー
「腹、座ったね」
「ま、ね。いちいち気にしてたら身がもたないし」
それに…、それに、海斗の心は動かない
あの瞳を見ればそれが分かるから
だからもう少しのことで迷ったりしない
といってもやっぱり気になるのが女心で恋心
そっと海斗の向かいにいる新入社員に目をやる
ふわりとしたショートカットの似合う、背の低い女の子らしい女の子
少し恥ずかしそうに時々俯くさまは、何とかわいらしいことか
しかも海斗も何気に真面目に対応してるじゃないか
これは、精神衛生上よろしくないなー、とぐっとカクテルを飲み干した

