あの時とこれからの日常

海斗はお酒に弱い

缶酎ハイも満足に空けることができないほど

え?酔ったらどうなるかって

これが、面白みのないことにただ単に眠くなるんだなー

酔ったとたん爆睡

約2時間くらいで覚醒するから海斗の肝臓はそんなに働きを怠けているわけではないと思うんだけど

でも、とにかく酒に弱い

だから海斗と居酒屋には行かない

居酒屋に行くのは


「あー!!!!面白くない!!」

ドン、と生ビールのジョッキをテーブルにたたきつけて飯田莉彩が天井を振り仰ぐ

「何が面白くないの?」

飯田の癇癪は今に始まったことではないので、しるふは最近あまり驚かなくなってきた

「黒崎先生としるふがうまくいってることがー」

「私、何も言ってないけど」

莉彩には一か月休戦したこともそのあと復活したことも何も伝えていない

「見りゃわかるわよ。私の目は節穴じゃないわ」

それに

そう前置きして口に含んだ唐揚げは、脂身も少なくカリッとしていておいしい

「最近、しるふ綺麗になったもん」

飯田の言葉にきょとんとするしるふは、最近ぐっと綺麗さを増した

雰囲気も柔らかさを増したし、何より笑顔が輝いている