口にくわえたフォークをそのままに海斗を見返す
「言ったろう?本当においしそうに食べるんだって」
だから飽きない
ん?これは…喜んでいいのか…?
ふと首をかしげたしるふに海斗は笑みを宿す
こういう風に病院でも笑えば莉彩だって海斗に対する評価を改めるかも知れないのに
そう思いながら、ふと海斗の言葉を反芻する
海斗は、いつも、と言った
しかも最初の一口は首まで動くと
それが癖だと言い切れるくらい海斗は毎回見てたわけだ
全然視線を気にしたことはなかったけど、そういうことだろう
思っている以上に海斗は、自分を見てくれているのだろうか
そのことに思い当たったしるふは、少し気を付けてみようかな、と紅茶を飲みながら思う
気が付いていないだけ、そんなことがまだたくさんあるような気がした
帰り道
ふとある考えに至ったしるふは、
「海斗」
そっと隣を歩く海斗を呼ぶ
肩が触れ合うくらい近いところに漆黒の瞳がある
呼ばれて視線を向ける海斗の瞳が何、と問いかける一方でふと優しい光を宿す
ああ、やっぱり
何かがすとん、としるふの中で落ち着く
今まで閊えていたものがあるべき場所に収まった感じ
「言ったろう?本当においしそうに食べるんだって」
だから飽きない
ん?これは…喜んでいいのか…?
ふと首をかしげたしるふに海斗は笑みを宿す
こういう風に病院でも笑えば莉彩だって海斗に対する評価を改めるかも知れないのに
そう思いながら、ふと海斗の言葉を反芻する
海斗は、いつも、と言った
しかも最初の一口は首まで動くと
それが癖だと言い切れるくらい海斗は毎回見てたわけだ
全然視線を気にしたことはなかったけど、そういうことだろう
思っている以上に海斗は、自分を見てくれているのだろうか
そのことに思い当たったしるふは、少し気を付けてみようかな、と紅茶を飲みながら思う
気が付いていないだけ、そんなことがまだたくさんあるような気がした
帰り道
ふとある考えに至ったしるふは、
「海斗」
そっと隣を歩く海斗を呼ぶ
肩が触れ合うくらい近いところに漆黒の瞳がある
呼ばれて視線を向ける海斗の瞳が何、と問いかける一方でふと優しい光を宿す
ああ、やっぱり
何かがすとん、としるふの中で落ち着く
今まで閊えていたものがあるべき場所に収まった感じ

