あの時とこれからの日常

「さっき大通りを歩いてたでしょ二人で」

もう、と腰に手を当てる朝灯と祈の後ろにも湯気の立つ紅茶が置いてある

「大通り…、ああ!!縁(よすが)さんか!!」

「ああ!!じゃないよ!!誰それ!!」

「ここ二か月くらいかな?私が行ってるフィットネスクラブに新しく来たインストラクターさん」

っていっても同じ部屋で活動してるってだけで特に関わりないんだけどね

「インストラクター!?なんでその人と並んで歩いてるのさ!!」

「並んで歩いてたって言っても、お店の出入り口から地下鉄の駅までだよ。ホント一瞬。すごいピンポイントを目撃したね」

そう言って少し感心したようにしるふが微笑む

「母さんもっと危機感持って!!てか話しかけたのどっち!!」

「縁さん。私もどこかで見たことあるなーって思ってたんだよね。でも特に指導してもらったわけじゃないからさ、ピンと来なくて。でもそれがどうかした?」

てかどうしてそんなに怒ってるの

きょとんとした瞳を二人に向けるしるふに、思わず息を吸い込んだ祈と朝灯の耳に海斗の快活な笑い声が届く

「「父さん!?」」

そこ笑うとこ!?